日本アルコン社製(2016年11月導入)
日本アルコン社の「ORAシステム」が2016年4月に日本で初めて発売されました。 これは、白内障手術中リアルタイムに、挿入する眼内レンズが適切であるか、固定位置が適切であるかを検査し、より満足できる術後視力を目指す術中診断ツールです。
当院では、2016年11月に導入しました。(日本で10番目、北関東では最初の導入)それまでは、挿入眼内レンズの度数は術前に検査した値をもとに決定し、結果は術後に判定されるものでした。この眼内レンズの度数により、術後近視になるか、正視になるか、乱視が残るかなど屈折状態が決まります。
眼内レンズの度数は、術前の「IOLマスター700」の検査結果に他の検査結果を加味して決定します。最新の機械導入により、検査誤差や計算誤差などは最小になるようにしていますが、術前に予想していた術後の屈折度数が、多少ずれることは避けられません。この「ORAシステム」を手術中に使用することで、手術前に選択した眼内レンズが最適であるか確認でき、より適切な眼内レンズがあればそれを選択でき、より満足できる術後視力が得られます。術中に測定するため、通常の手術より2分から3分程度手術時間がかかりますが、手術顕微鏡の電気を消して行いますので、眼に負担がかかることや痛みや測定時に眩しくなるなどはありません。ただし、手術時の状況や目の状態により測定できない場合もあります。
日本アルコン社製(2015年6月導入)
安定した安全性の高い白内障手術装置(センチュリオン)を使用して、患者さんへの負担が少ない安全で確実な手術を行っています。
センチュリオンの特徴