眼瞼痙攣(がんけんけいれん)に対してボトックス治療が有効です。
※一時的に眼瞼がピクピク痙攣するといった症状の時は、眼瞼ミオキニアといい、特に疲れ目の時に症状が強くなるもので、ボトック治療の対象とはなりません。
片側の眼の周り(眼輪筋)だけでなく口の周りの筋肉まで痙攣が及ぶ場合は片側顔面痙攣といい、耳鼻科又は神経内科をご紹介しています。
ボツリヌス菌は一般的に食中毒の原因として知られています。この毒素を少量だけ抽出し、痙攣している筋肉に直接注射することで、その筋肉がゆるみ、痙攣がおさまるという効果を医薬品として利用しています。
注射後、2~5日で効果が現れてきます。2~4週間で効果が最大になります。3~4カ月で徐々に減弱していき、再び注射前の症状に戻ります。再投与後は4~5カ月の持続効果が期待できます。
ボトックス治療の実際
方法 | ベットに寝て6~8ヶ所にボツリヌス注射をします。 |
治療時間 | 5分前後です。 |
治療中の痛み | 注射時に多少の痛みがあります。 |
その他 | 外来で行います。 |