(株)トプコンメディカルジャパン社製(2023年7月導入)
眼の中の網膜や視神経乳頭周囲の構造や病変を三次元的に撮影、表示が可能で、緑内障や黄斑部疾患などの各種網膜疾患の検出、早期発見、経過観察に非常に有用な検査器械です。2023年7月に最新機種を導入しました。測定スピード、解析精度の向上により、最新技術であるOCTアンギオグラフィーをより早く広角度に検査可能になりました。
網脈絡膜血管の観察は、従来は静脈注射による造影検査で行なっていました。造影剤を使用することでショックなどのリスクがありましたが、OCTアンギオグラフィーを使用することで血管の観察に必要な造影剤を体内に注入することなく、網脈絡膜血管の微細構造まで撮影が行えます。撮影は非接触で患者さんに負担をかけることなく非常に安全で且つ短時間での網膜血管の観察が可能となりました。
また従来の蛍光眼底造影では不可能だった、網膜血管の層別での緑内障解析も可能となりました。
これら診断に必要な様々な撮影機能が1台に集約されており、糖尿病網膜症、静脈分枝閉塞症および加齢黄斑変性症などの診断に非常に役立ちます。
BRVO
通常
網膜静脈分枝閉塞症
通常
正常のOCT画像
黄斑浮腫